【SBI証券:株】OCO、IFD、IFDOCOって何?株式投資の注文種別とやり方について解説


せっかくお小遣いで株を買おうと思ったのに、注文方法がいろいろあってわかんないよ〜!
単元株では成り行き注文しかできないけど、100株単位で注文するとき、OCO、IFD、IFDOCOが出てきてなんだろうと思ったことはありませんか?

よくわからないから通常注文で購入してます
今回の記事では、株式投資の特殊注文についてお話しします。

注文種別をうまく使いこなせるようになれば時間の節約になるよ!
この記事でわかること
- OCO、IFD、IFDOCO注文の意味
- SBI証券アプリでの注文方法
この記事を書いているひと
結婚を機に節約・資産運用をはじめて、3年間で+300万円を貯めることができました!
これまで資産運用や節約について勉強してきましたが、国の税金って複雑すぎる!と感じました。
立派な肩書はないですが、主婦目線でわかりやすく資産運用や節約についてお話ししていきたいと思います。

わたしの利用しているSBI証券のアプリの取引画面を使ってお話しますね!
それでは「OCO」「IFD」「IFDOCO」の注文方法を、学んでいきましょう!
OCO(オーシーオー)注文とは?

OCOは“One Cancels the Other”の略で、『どっちかが決まったら、もう片方はキャンセルされる注文』だよ

えっ、どういうこと?

たとえば、既に1000円の株を持ってて『1100円まで上がったら売りたい。でも950円まで下がっちゃったら損切りしたい』って思ったとするよ

うんうん

この2つの注文を同時に出しておいて、どちらかが実行されたら、もう片方は自動的にキャンセルされる。これがOCO注文だよ!


なるほど!上がっても下がっても、自動で売ってくれるってことか〜!便利!
「One Cancels the Other」は、2つの注文を同時に出して、どちらか一方が成立したらもう片方が自動的にキャンセルされる注文方法です。
たとえば、
- 株価が上がったら利益確定
- 株価が下がったら損切り
というように、利益確定と損切りの両方を自動で設定しておきたいときに便利なのがこのOCO注文です。
わたしは現物取引で株式投資を行っているため、既に保有している株を売却するときにしかOCO注文を利用していません。
現物買いでのOCO注文は、指値、逆指値注文で株を購入するのと同じだからです。
また、現物取引をしている場合は、OCO注文で1100円になったら売り、900円になったら買いという注文はできません。
買い注文、売り注文のどちらか一方向のみしかできません。

現物取引であれば、既に保有している株に対してOCO注文が有効です。
これを理解するのにわたしは苦労しました。
SBI証券アプリでのOCO注文のやり方
SBI証券の取引画面でOCO注文を出す方法は以下の通りです




現在の株価が488円で
495円まで上がったら利益確定で売りたい
480円まで下がったら損切で売りたい
そんな場合は、
OCO1/価格に495円、(指値注文)
OCO2/価格に480円(逆指値注文)
を入力します。


執行条件等の内容については、別記事で解説しますね

OCO2/価格の成行は480円になったら「すぐに売りにだす」という注文です。
指値の場合は、注文が成立されないこともあるため成行としています。
OCO注文は、「上がっても下がっても自動で売買できる安心の注文方法」です。
特に、株価を常に見ていられない会社員や主婦の方にとって、強力な味方になりますよ。
IFD(アイエフディー)注文とは?

IFDは何ですか?

IFDは“If Done”の略。“もし最初の注文が成立したら、その次の注文を出す”って意味だよ

え?1個目の注文ができたら、2個目の注文も出すの?

そう!たとえば『株を1000円で買いたい。そして買えたら1100円で売りたい』っていう注文。これをIFDで出しておけば——


まず買えるまで待って、買えたら自動で売りの注文が出るんだね!

正解!“もし買えたら売る”、だからIFDって言うの

おお〜!なんか僕でもプロっぽい注文できそうな気がしてきた!
IFDは(If Done)の略で、これは**“もし最初の注文が成立したら、次の注文を自動で出す”**という2段階の注文です。
まだ株を持っていないときに…
「この価格になったら買いたい!」(買い注文)
「買えたら、〇〇円で売って利益確定したい!」(売り注文)
この2つの注文をあらかじめセットで出しておけるのがIFD注文です。
SBI証券アプリでのIFD注文のやり方
SBI証券の取引画面でIFD注文を出す方法は以下の通りです




現在の株価が484円。
480円まで下がったら株を買って
その株が490円まで上がったら売りに出したいな
そんな場合は、
現物買の価格に480円、
IFD取引 現物売の価格に490円(指値注文)
を入力します。

IFD取引 現物売を損切目的で設定したい場合は、「逆指値注文」を設定してください。
例:480円まで下がったら株を買うけど、470円まで下がり続けたら損切したい。そんな時はIFD取引 現物売は「逆指値注文」で470円を設定します


IFDOCO(オーシーオー)注文とは?

“IFDOCO”ってやつ、めちゃ強そうだけど、名前が長くてよくわかんないよ〜!

うんうん、でも内容はわかれば簡単!
“IFD”と“OCO”を組み合わせた注文方法だよ

えっ?2つを組み合わせるの?

たとえばこう!
『まだ買ってない株を1050円で買いたい。買えたら、1100円で利益確定の売り注文を出したい。でも、もし下がっちゃったら950円で損切りもしたい!』

え〜、そんな注文1回でできるんですか!?

できるんだよ〜。
これが“IFDOCO”!まずは1000円で買う注文(IFD)
それが成立したら、今度は利益確定(1100円)と損切り(950円)の2つの売り注文を同時に出して、そのどちらかが成立したらもう一方をキャンセル(OCO)するんだよ


すごい!全部自動でやってくれるんだね!買ってから売るとこまで設定できるのか〜!

そう。だから仕事中や授業中でも、あらかじめ設定しておけば、チャンスを逃さずに取引できるよ!

えへへ…これならママに内緒で大もうけできるかも…

それをママにバレたら“資産凍結”されるよ〜

うっ…気をつけます…!
IFDOCO(イフダブルオーシーオー)は、
「IF(もし)」+「DO(したら)」+「OCO(利益確定と損切りを同時に)」を組み合わせた注文方法です。
ざっくり言うと、「ある価格で買えたら、そのあと自動で利益確定と損切りの注文を同時に出す」
という3段階の自動売買ができる注文方法です。
IFDOCO注文は、買いから利益確定・損切りまでを自動化できる、とっても便利な注文方法です。
特に、チャートを頻繁に見られない人、ルールに沿った投資をしたい人にはピッタリ!
SBI証券アプリでのIFDOCO注文のやり方

現在の株価が484円。
480円まで下がったら株を買って
その株が490円まで上がったら売りに出したいな
もし475円に下がってしまったら損切したいな
そんな場合は、
現物買の価格に480円、(STEP3)
IFD取引 現物売のOCO1に490円(STEP4)
IFD取引 現物売のOCO2に475円(STEP4)
を入力します。
そんな場合、IFDOCO注文は以下のように操作していきます。





執行条件は「なし」でOK
執行条件については別記事で説明しますね

OCO1/価格に指値の価格を
OCO2/価格に逆指値の価格を入力
入力後、OCO2の注文は「成行」にしておきます。
指値に設定した場合、指値注文となり注文が確定されないこともあるので、わたしは「成行」にしています。

まとめ
これらの内容をまとめるとこんなかんじ
注文方法 | 内容 | 向いてる場面 |
---|---|---|
OCO | 利確と損切りの注文を同時に出してどちらかが成立したらもう片方はキャンセル | すでに株を持ってるとき |
IFD | 最初の買い注文が成立したら売り注文を自動で出す | 押し目買いして利確したいとき |
IFDOCO | 買い→売り(利確 or 損切り)をすべて自動でやってくれる | 完全に自動で売買をしたいとき |

はるかさん、ありがとう!これなら安心して株を買えるよ!

でもね、相場は道具みたいに甘くはないから、しっかり勉強しながら投資しようね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。