資産運用

【2026年8月】個人的に、注目している株銘柄10選

haruka

半導体・AI関連の物色が続くなか、新高値をつけたテーマ株から、大きく調整した値がさ株まで、この8月に個人的にウォッチしている銘柄をまとめました。

事業内容、直近3年間の業績推移(今期・来期予想を含む)、注目している理由を簡潔にご紹介します。

注意

※業績数値は各社決算短信・適時開示等をもとにしていますが、期中修正や会計基準変更により単純比較できない年度が一部含まれます。金額は億円未満を四捨五入しています。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

1. メイコー(6787)

事業内容

プリント基板(電子回路基板)の設計・製造・販売を手がける電子部品メーカー。スマートフォンや車載向けに加え、AIサーバーや衛星通信(宇宙関連)向けなど、高難度・多層基板の量産技術に強みを持つ。生産拠点を早くからベトナムに移し、中国・台湾一極集中を避けたサプライチェーンを構築している。

業績推移(連結、決算期は3月期)

決算期売上高営業利益
2025年3月期(実績)2,068億円(+15.2%)191億円(+63.7%)
2026年3月期(実績)2,406億円(+16.3%)246億円(+28.8%)
2027年3月期(会社予想)3,200億円(+33.0%)380億円(+54.6%)

7期連続増収・4期連続増益の見通し。ただし直近発表の2027年3月期第1四半期は、売上高が前年同期比38.0%増と伸びる一方、原材料高やM&A費用の増加で営業利益の伸びは同8.7%増にとどまっており、通期予想に対する進捗はやや重い滑り出しとなっています。

注目している理由

直近3ヶ月で新高値を更新し、PEGレシオ(株価収益成長率)は0.8程度と成長性の割に割安感があるとされる水準。AIサーバーや衛星通信向け需要の取り込みが評価されている一方、1Q決算では利益の伸び鈍化を嫌気して株価が反落する場面もありました。今後の決算発表・事業動向を注視しつつ、伸びが確認できれば押し目での買いを検討したい銘柄です。

2. 三菱倉庫(9301)

事業内容 三菱グループの大手倉庫・物流会社。従来型の賃貸収益モデルに加え、近年は不動産を開発・売却して再投資する「資産回転型ビジネス」へ転換を進めており、資本効率の改善が評価されています。

業績推移(連結、決算期は3月期)

決算期売上高営業利益
2024年3月期(実績)2,545億円(-15.3%)189億円(-17.7%)
2025年3月期(実績)2,841億円(+11.6%)203億円(+7.2%)
2026年3月期(実績)2,734億円(-3.7%)159億円(-21.6%)
2027年3月期(会社予想)2,800億円(+2.4%)175億円(+9.9%)

2026年3月期は物流事業が横ばい圏で推移する一方、不動産販売の減速で減収・営業減益となりました。ただし政策保有株の売却益などが押し上げ、純利益は前期比+70.9%の551億円と大幅増益。2027年3月期は営業利益こそ増益を見込むものの、この一過性の売却益の反動で純利益は230億円(-58.2%)に半減する見通しです。

注目している理由

2026年1月に上場来高値をつけるなど、資産回転型モデルへの期待から株価は直近3年で2倍以上に。
営業利益ベースでは足元やや減益基調にありますが、資産効率改善という中長期テーマ自体は継続中とみられ、新高値からの押し目形成を狙いたい銘柄です。

3. バッファロー(6676、旧MELCOホールディングス)

事業内容

無線LANルーターやNAS、外付けHDDなど、PC周辺機器・ネットワーク機器を展開するメーカー。2025年4月にメルコホールディングスがバッファローを吸収合併し、IT関連事業に特化。「バリューチェーンエンジニアリング(VCE)」を掲げ、収益改善を進めています。

業績推移(連結、決算期は3月期)

決算期売上高営業利益
2024年3月期(実績)26億円(-42.5%)
2025年3月期(実績)1,432億円(-1.8%)89億円(+242.7%)
2026年3月期(実績)1,173億円(-18.0%)92億円(+3.7%)
2027年3月期(会社予想)1,100億円(-6.2%)62億円(-32.8%)

2025年3月期に食品事業(シマダヤ)をスピンオフ上場させ、IT関連事業に集中したことで売上高は縮小した一方、値上げ効果や原価低減で営業利益は大幅増益。2027年3月期は円安傾向による半導体部材の高騰や、「Airdog」シリーズ収益の剥落を要因に減収減益を計画しています。

注目している理由

株価は新高値圏で推移。会社計画自体は保守的な減益予想ですが、IT事業への選択と集中による収益体質改善が評価されており、大株主のエフィッシモやメルコグループの持株動向、株主還元強化への思惑も株価を支えています。

4. 三信電気(8150)

事業内容 半導体・電子部品を扱う大手商社。ルネサス系で、ゲーム機・民生機器向けデバイス販売に加え、ICTソリューション事業やネットワーク機器も手がける。防災関連製品も扱っており、フィジカルAI(現実世界で働くAI・ロボット)関連銘柄としても注目されています。

業績推移(連結、決算期は3月期)

決算期売上高純利益
2024年3月期(実績)1,402億円(-13.0%)
2025年3月期(実績)1,573億円(+12.2%)
2026年3月期(実績)1,724億円(+9.6%)50億円(+40.7%)
2027年3月期(会社予想)1,860億円(+7.9%)36億円(-27.3%)

なお経常利益ベースでは、2023年3月期55億円(+54.8%)→2024年3月期39億円(-29.1%)と一時減益となった後、足元は半導体商社としての需要回復を背景に業績が上向いています。

注目している理由 「半導体商社」というテーマの中で、メモリー市況の回復を背景に業績モメンタムが強まっています。2027年3月期第1四半期はメモリーIC売上高が通期計画を早くも上回るペースで推移。配当利回りも4%台と比較的高く、フィジカルAI関連の裾野拡大というテーマ性も併せ持つ点が魅力です。

5. 扶桑電通(7505)

事業内容 富士通系のシステムインテグレーター。情報通信機器(通信機器・OA機器)の販売・施工に加え、システムコンサルティングやソフト開発、運用・保守サービスを提供。2026年9月期第1四半期より連結決算に移行。

業績推移(決算期は9月期、2025年9月期までは単体)

決算期売上高営業利益
2024年9月期(実績・単体)約19億円(試算)
2025年9月期(実績・単体)547億円34億円(+83.8%)
2026年9月期(会社予想・連結)経常利益38.7億円(+5.7%見込み)

2025年9月期は非連結決算で経常利益37億円(+77.9%)と34期ぶりの過去最高益を更新。2026年9月期第2四半期累計(連結)では、ヘルスケアや自治体向けビジネスの好調を背景に売上高353億円、経常利益35億円(前期非連結比+60.4%)と伸びており、2期連続の最高益更新を見込んでいます。

注目している理由 株価は新高値圏で推移。ヘルスケア・自治体向けDX需要の取り込みにより業績改善が続いており、地味ながら着実な増収増益基調が評価されています。

6. JX金属(5016)

事業内容 非鉄金属大手で、旧JXホールディングス系(2025年3月上場)。半導体材料(スパッタリングターゲット等)、情報通信材料(圧延銅箔・チタン銅等)、基礎材料(リサイクル・電気銅製錬・貴金属)の3セグメントで事業展開。半導体用スパッタリングターゲットは業界トップシェアとされ、AIデータセンター向けHBMや3D-NANDにも使用されています。

業績推移(連結IFRS、決算期は3月期)

決算期売上高営業利益
2025年3月期(実績)約7,150億円(試算)
2026年3月期(実績)8,846億円(+23.7%)1,750億円(+55.5%)
2027年3月期(会社予想・8月上方修正後)1兆250億円(+15.9%)2,320億円(+32.6%)

2027年3月期第1四半期は、円安・銅価上昇と半導体材料の増販を背景に売上高が前年同期比36.2%増の2,606億円、営業利益が同175.5%増の814億円と大幅増益。これを受けて通期予想は5月公表分(営業利益1,900億円)から8月に2,320億円へさらに上方修正されました。

注目している理由 「半導体部材(ぶざい)」として、AI関連の構造的な需要拡大を裏付ける決算内容でした。ただし基礎材料の増益には鉱山権益の売却益という一過性要因も含まれるため、本業の実力値(半導体材料・情報通信材料の伸び)を継続してチェックしたい銘柄です。

7. キオクシアホールディングス(285A)

事業内容 NAND型フラッシュメモリに特化した世界有数の半導体メーカー。2024年12月に東証プライムに上場し、生成AI向けデータセンター需要を追い風に急成長してきました。

業績推移(連結IFRS、決算期は3月期)

決算期売上収益営業利益
2025年3月期(実績)1兆7,065億円4,517億円
2026年3月期(実績)2兆3,376億円(+37.0%)8,704億円(+92.7%)
2027年3月期1Q(実績)1兆7,671億円(前年同期比5.16倍)1兆2,700億円(前年同期比28.3倍)
2027年3月期2Q(会社予想)2兆3,900億円1兆8,900億円

2027年3月期は通期の会社ガイダンスこそ未公表ですが、四半期ベースで前期通期の営業利益(8,704億円)を1四半期で超える水準にまで急拡大しており、生成AI・データセンター向けメモリー需要の爆発的な伸びが数字に表れています。あわせて1対3の株式分割(2026年10月1日効力発生)と、最大8,000億円規模の自社株買いも発表しています。

注目している理由 2026年6月22日に上場来高値11万2,700円をつけた後、SKハイニックスの大型設備投資発表などを受けて一時3万円台まで急落するなど、大きく下落した値がさ半導体銘柄の代表格です。好決算でも株価が素直に反応しない乱高下が続いており、ボラティリティは日本株でもトップクラス。シリコンサイクル(メモリー需給の循環)という構造的なリスクも抱えており、値動きの荒さを踏まえた上でのウォッチが必要な銘柄です。

8. 古河電気工業(5801)

事業内容 電線・光ファイバー大手(住友電工、フジクラと並ぶ「電線御三家」の一角)。光ファイバケーブル・光デバイス、電装材(自動車用ワイヤハーネス)、軽金属、機能製品など幅広い事業を展開。

業績推移(連結、決算期は3月期)

決算期売上高営業利益
2025年3月期(実績)1兆2,018億円(+13.7%)471億円(前期比+359億円)
2026年3月期(実績)1兆3,076億円(+8.8%)639億円(+35.8%)
2027年3月期(会社予想)1兆4,600億円(+11.7%)950億円(+48.8%)

データセンター関連製品の需要拡大や自動車部品の好調、生産性改善が寄与し2026年3月期は過去最高益を更新。2027年3月期第1四半期は経常利益が前年同期比4.0倍の309億円となり、通期の経常利益予想を1,000億円から1,430億円へ大幅上方修正しています。あわせて1対10の株式分割(2026年7月1日実施済み)も発表しました。

注目している理由 データセンター向け光ファイバー需要の拡大を背景に、「地味な老舗電線メーカー」からAI関連の主力テーマ株へと市場の評価が転換。5月の決算発表時にはストップ高で上場来高値を更新するなど、値動きの強さが際立っています。

9. 住友電気工業(5802)

事業内容 古河電工と並ぶ電線大手。自動車部品(ワイヤハーネス)、情報通信(光ファイバー)、エレクトロニクス、環境・エネルギーなど幅広い事業を「選択と集中せず」多角的に展開しているのが特徴。

業績推移(連結、決算期は3月期)

決算期売上高経常利益
2024年3月期(実績)4兆4,028億円(+9.9%)2,153億円(+24.2%)
2025年3月期(実績)4兆6,797億円(+6.3%)3,095億円(+43.7%)
2026年3月期(実績)5兆1,101億円(+9.2%)4,313億円(+39.3%)
2027年3月期(会社予想・8月上方修正後)5兆4,000億円(+5.7%)4,600億円(+6.7%)

3期連続で経常最高益を更新し、2027年3月期も4期連続の最高益を見込みます。2027年3月期第1四半期は情報通信・産業素材関連事業の好調や円安・銅価格上昇を追い風に、売上高が前年同期比15.9%増の1兆3,306億円、経常利益が同66.6%増の1,030億円と大幅増益となり、通期予想を上期・通期ともに上方修正しています。

注目している理由 古河電工同様、データセンター・AI関連需要の拡大が業績を押し上げています。事業の多角性ゆえにフジクラなどに比べて資本効率の面で見劣りするとの指摘もありますが、裏を返せば出遅れ感があるとも言え、電線セクター全体の物色拡大の中で位置づけを確認したい銘柄です。

10. 明電舎(6508)

事業内容 重電機器メーカー。電力インフラ(変電・配電設備など)向け機器・システムを電力会社等に提供するほか、社会インフラ・産業システム分野も手がける。水インフラ分野のO&M(運用・保守)事業の再編も進行中。

業績推移(連結、決算期は3月期)

決算期売上高営業利益
2024年3月期(実績)2,879億円(+5.6%)127億円(+49.1%)
2025年3月期(実績)3,011億円(+4.6%)215億円(+69.0%)
2026年3月期(実績)3,262億円(+8.3%)271億円(+26.1%)
2027年3月期(会社予想・8月上方修正後)3,650億円(+11.9%)330億円(+21.7%)

6期連続増収・4期連続増益(2026年3月期時点)のペースで最高益を更新中。2027年3月期第1四半期は電力インフラ事業の旺盛な需要を背景に、売上高が前年同期比25.7%増の734億円、営業利益は前年同期の3億円から46億円へ急拡大し、これを受けて通期予想を売上高3,550億円→3,650億円、営業利益290億円→330億円へ上方修正しています。

注目している理由 電力インフラ関連は、データセンター向け電力需要の拡大テーマとも重なりやすい分野。1Q決算での大幅な上方修正が好感され株価は3連騰となるなど、収益性改善を伴った最高益更新モメンタムが続くかが焦点です。

まとめ

今回ピックアップした10銘柄は、大きく分けて

  1. 半導体・AI関連の部材・商社株(メイコー、三信電気、JX金属、キオクシア)
  2. データセンター・電力インフラ関連の重厚長大株(古河電工、住友電工、明電舎)
  3. 新高値を更新中のテーマ株(三菱倉庫、バッファロー、扶桑電通)

に分類できます。

業績面では、JX金属・古河電工・住友電工・明電舎はいずれも2027年3月期に増収増益(最高益更新)を計画しており、AI・データセンター需要が実際の数字として業績を押し上げている点が共通しています。

一方でキオクシアのように、業績自体は爆発的に伸びていても株価が大きく乱高下する銘柄もあり、業績の伸び以上にボラティリティへの備えが重要になるケースもあります。

決算発表のタイミングや事業環境の変化を継続的にチェックしながら、ポジションを検討していきたいと思います。

本記事の内容は2026年8月18日時点の情報に基づいています。

株価や業績予想は変動する可能性がありますので、最新のIR情報をあわせてご確認ください。

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はるか
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主婦/駆け出しブロガー
ベトナム生まれホーチミン出身の元ベトナム人です。
日本の旦那さんと結婚して、日本文化のすばらしさに幸せを感じています。
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最近、自力で確定申告できるようになったことが嬉しく思う2児の母です。
学んだことをアウトプットして、読者や私の役に立つブログを作っていきます。
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